ACアダプターを処分する方法とポイントは? 買い取ってもらうコツ

1.ACアダプターを処分する前に確認すべきこと

まずは、ACアダプターを処分する前に確認してほしいことがあります。ACアダプターの特徴や中古市場における需要を知ることも、上手に処分するポイントですよ。

1-1.ACアダプターは電子製品の周辺機器

電源が必要な電化製品(デバイス)に使われる電子機器のことをACアダプターといいます。コンセントから供給される電源を交流から直流に変換したり、電圧を変えたりするために必要なものです。ACアダプターを使用することで、本体機器の電源の熱を下げたりノイズの影響を最小限にしたりすることができます。電子製品の利用が一般的になりつつある現代では、周辺機器の中でも需要が高い商品といえるでしょう。

1-2.ACアダプターは小型家電リサイクルの対象品目

小型家電には、レアメタル等の貴重な資源が含まれています。ACアダプターは小型家電に分類されるため、小型家電リサイクル法に基づいて処分ルールを決めている自治体の場合は、家庭ゴミとして処分できません。公共施設や家電量販店などに設置されている小型家電リサイクルボックスへ投函(とうかん)することで無料回収ができます。自治体が設置しているか、処分方法をホームページまたは窓口で確認してください。投函できないサイズの場合は、自治体に相談するといいでしょう。

1-3.中古市場における需要は高め!?

パソコンの周辺機器やパーツとして使用するACアダプターは、中古市場でも需要が高く、状態や種類によっては高く買い取られることもあります。そのため、不要になったACアダプターをそのままゴミとして捨てるのは非常にもったいないことです。まずは、状態を確認し、再利用できるかどうかチェックしましょう。問題がなければ、リサイクルショップやPCショップなどに売るという選択肢も加えてみてください。買い取ってもらうことができれば、処分費用をかけずに手放すことができます。

2.ACアダプターの処分方法

それでは、ACアダプターの具体的な処分方法とそれぞれのメリット・デメリットを解説します。

2-1.お得に処分できる自治体回収

自治体回収を利用する場合は、小型家電リサイクル法に基づいているか否かを確認する必要があります。使用済小型電子機器の回収を行っていない自治体の場合は、金属ゴミまたは不燃ゴミで処分できる場合が多いでしょう。念のため、ホームページまたは窓口などでゴミの分類と処分方法を確認してくださいね。基本的に、自治体による回収は無料です。処分費用がかからないので最もお得な方法といえますが、回収日が決まっているデメリットがあります。すぐに処分したい場合、回収日まで待たなければなりません。

2-2.メーカーによる回収は行っていない

PCリサイクル法によって、パソコン本体はメーカーによる回収が義務づけられていますが、ACアダプターなどの周辺機器は回収を行っていません。ACアダプターの交換・回収プログラムがお知らせされているのは、使用された材料の劣化などで発煙・発火の危険性があるものに限ります。要らなくなったACアダプターの回収を行っているわけではないので注意してくださいね。回収してもらえるか自分で確認したい方は、製造メーカーのお客様サポートセンターに尋ねるといいでしょう。

2-3.ほかに不用品がある場合は不用品回収業者へ

大量の不用品がある・ACアダプター以外にも処分したいものがある場合は、まとめて処分できる不用品回収業者がおすすめです。即日対応可能な業者なら、連絡すればすぐに駆けつけてくれるでしょう。大量の不用品で運搬が困難でも出張回収を利用すれば安心です。ただし、中には、回収したものを不法投棄したり、追加費用を請求したりする悪質な業者も存在しているので、慎重に信用できる業者を選びましょう。

2-4.業者選びのポイントをチェックしよう!

優良業者と悪質業者を見極めるためには、押さえておきたいポイントに注目しながら複数の業者を比較することが重要です。ぜひチェックしてほしい業者選びのポイントは以下のとおりとなります。

  • スタッフの対応が丁寧でスピーディー
  • 古物商または産業廃棄物収集運搬の許可を取得している
  • 回収・買取実績がある
  • 即日対応が可能
  • 無料査定・無料見積もり・無料相談を受けつけている
  • どんな相談にも丁寧に受け答えしてくれる
  • 口コミ・評判がいい

特に、古物商または産業廃棄物収集運搬の許可を取得していない業者は要注意です。悪徳業者の可能性が高いので、安易に依頼しないほうがいいでしょう。また、「要らないものはありませんか?」「売りたいものがあれば買い取ります」など、押し買い業者にも注意してください。押し買い業者は安く買い取ったり、不法投棄をしたりする傾向があります。