新居のインテリアコーディネート術は? インテリア選び&配置の仕方

1.新居のインテリア~最初にすべきこと

新居の居心地を決めるのは「インテリア」です。こだわりがある方が多いと思いますが、新居のインテリアを決める際に必要なことを説明します。

1-1.新居のインテリアを整えるメリットは?

生活の中心となる新居は、インテリア次第で落ち着ける空間に仕上げることができます。家族全員がリラックスできるインテリアにすれば、1日の疲れを癒(い)やす居心地の良い雰囲気になるでしょう。逆に、インテリアのデザインやテーマがバラバラになれば、ゴチャゴチャとした印象になり、落ち着かない空間になってしまいます。つまり、新居のインテリアを整える大きなメリットは、「居心地の良い生活環境にできること」なのです。また、居心地の良い空間は、家族間のコミュニケーションの増加にもつながります。

1-2.間取りを把握する

新居のインテリアを準備する前に、まずやってほしいのが「間取りを把握すること」です。できれば、間取りの図面を用意し、どこに何を置くのか考えて書き込みましょう。間取りを把握しないと家具などの配置が難しくなり、居心地の悪い空間になってしまいます。間取りをきちんと把握しておけば、新居の広さに見合ったインテリアをそろえることができるでしょう。

1-3.予算を決める

新居のインテリアは、最初から家族好みの雰囲気に仕上げることができます。そのため、「せっかくの新居だから……」と、すべてのインテリアを新品に買い替えたくなるでしょう。しかし、それでは予算内に抑えることができません。また、あれもこれもという気持ちになり、知らず知らずのうちに予算オーバーする可能性があります。新居での生活が苦しくならないためにも、あらかじめ予算をしっかり決めておきましょう。

1-4.テイストを決める

予算と同じく、最初に決めてほしいのが「テイスト」です。近年は、北欧スタイルやブルックリンスタイルなど、おしゃれ感が強いテイストに人気がありますが、最も大切なのは「統一感」といわれています。どんな雰囲気にしたいのか家族で相談し、具体的なテイストを決めてください。そして、そのテイストに適した大型家具を配置し、テイストの合ったインテリアをそろえていけば、自然と統一感が生まれます。

1-5.何を重視したいのか「優先順位」を決める

新居のインテリアで重視するポイントは、男女によって微妙に異なります。たとえば、男性の場合は「テーブル・イスなどダイニングインテリア」に重視する傾向がありますが、女性は「ベッドなどの寝具類」「冷蔵庫・炊飯器などキッチン家電」を重視している方が多いようです。重視するポイントが異なるからこそ、家族で話し合い、優先順位を決めてください。

2.新居のインテリア~選び方のポイントは?

では、新居で用意するインテリア別に、選び方のポイントを解説していきましょう。

2-1.家具

ソファー・ベッド・ダイニングテーブルなどの家具は、毎日使うものがほとんどです。新居で最も多くのスペースを取るため、部屋の第一印象が決まるポイントといえるでしょう。よって、家族全員がリラックスできる色に統一するのがポイントです。リラックスできる色といえば、「オフホワイト」「ベージュ」「薄めの茶系」が代表的でしょう。また、上司や友人たちを頻繁に呼ぶ場合は、そのときの状況を考慮して、少し大きいものを検討してください。

2-2.じゅうたん・ラグ

家具の下に敷くことが多いじゅうたんやラグは、1~2cm程度の厚さでクッション性のあるものを選んでください。特に、幼い子どもやペットがいる場合は、クッション性の有無が大きく関係してきます。また、じゅうたん・ラグを置くときは、床全体をおおうと圧迫感があり、窮屈な印象を与えることになるでしょう。大きすぎないサイズで、防ダニ・防臭・防水加工が施されたものがおすすめです。

2-3.インテリア小物

照明器具・観葉植物などのインテリア小物は、絶対に必要なものではありませんが、テイストに適したものを設置するだけで居心地の良い空間に仕上げてくれます。たとえば、部屋全体を広く見せたい場合は、天井に取りつけるタイプのシーリングライトがおすすめです。寝室は疲れを癒やす場所なので、やわらかい照明が良いでしょう。部屋をどのような雰囲気にしたいかをイメージしてから、インテリア小物を選ぶのがポイントです。

2-4.置きたい大型家具を厳選する

部屋のインテリアを選ぶポイントは、大型家具をしぼることです。前述したとおり、新居の大半のイメージを占めるのは大型家具となります。ソファー・ダイニングテーブル・食器棚など、生活に必要な大型家具を厳選し、最初に選んでください。大型家具をたくさん置いたり、先にインテリア小物から決めたりすれば、統一感が生まれず狭い印象となります。そこだけは注意して、インテリアを選びましょう。