エアコンの寿命を見極めるポイントは? 修理か買い替えで迷ったら!

3.修理か買い替えかを判断する基準

エアコンが故障したとき、修理に出すか買い替えるかで迷う人は多いでしょう。その判断基準をご紹介します。

3-1.保証期間内なら修理に出す

保証期間内であれば基本的に無料で修理してもらえます。メーカー保証は購入から1年である場合がほとんどです。しかし、延長保証サービスを利用している場合や家電量販店の長期保証に加入している場合は、5~10年間、保証がきくこともあります。保証期間内であれば当然、修理に出したほうがお得でしょう。

3-2.保証期間を過ぎているなら修理費用と買い替え費用の比較を

保証期間を過ぎている場合は、修理に出した場合の費用と買い替えた場合の費用を比較してみましょう。修理にかかる費用は故障内容によって異なります。修理費用が高額になるようであれば、買い替えたほうがお得でしょう。修理費用は複数の業者に無料見積もりを依頼し、比較することで相場を把握することができます。

3-3.部品の保有期間を過ぎているなら買い替えがおすすめ

メーカーの部品保有期間を過ぎている場合は修理するのが不可能な場合も多いため、買い替えを検討すべきです。修理できたとしても正規の部品を使用するのが難しいので、費用が高額になってしまう可能性があります。また、部品保有期間は9~10年の場合が多く、その期間を過ぎたということはエアコンの寿命も近づいているはずです。修理してもすぐまたほかの部分に不具合が出る可能性が高いでしょう。

4.エアコンの寿命を縮めない使い方は?

エアコンをできるだけ長持ちさせるための使い方をご紹介しましょう。

4-1.エアコンに負荷がかかる環境で使用しない

汚れやすい環境での使用や無理な温度設定など、エアコンに負荷がかかりやすい状態で使用しないようにしましょう。たとえば、キッチンや窓の近くで使用していると油汚れや結露の影響を受けやすくなります。やむを得ずそういった環境でエアコンを使用する場合は、こまめに掃除することを心がけましょう。また、設定温度と室内温度の差は5℃以内になるようにしてください。

4-2.こまめにメンテナンスを行う

メンテナンス不足も、エアコンの寿命を縮める原因になります。2週間に1回はフィルターのホコリを掃除機で吸い取り、月に1回は丸洗いしましょう。室外機も、正面のフィルターを掃除機と使い古した歯ブラシで掃除し、室外機周りの砂ボコリや葉っぱなども取り除いておくのがおすすめです。