初めてでも大丈夫。時間のかかる遺品整理の方法と注意点

遺品整理とは?

遺品整理とは、肉親や親族が亡くなった際、故人が所有していた全ての物を近親者が整理し片付けることを言います。
細かい判断が必要になるため、親族が行うことが一般的ですが、場合により遺品整理専門業者が請け負うこともあります。

遺品整理の方法

体が自由に動きにくくなる年代になると、若い頃のように整理整頓すること自体が難しくなります。
すると、捨てられずに自然に物が増えていき、最終的にたくさんの物に囲まれていることも稀ではありません。
また、本人の意思に反して荷物が増えてしまった場合もあるでしょう。
入院など長期療養が分かっていた場合は、自分である程度整理していることもありますが、突然亡くなった場合は、何もかもそのままというケースも。
したがって本人が亡くなった後に、第三者が完全に処分するにはそれなりの時間が必要です。

まずはスケジュールを立て、どこから始めるか考えましょう。
次に、今後も保管しておく物と捨てる物とに分け、ダンボールなどに入れて片付けて運び出し、不用品は破棄し、最終的に部屋の荷物がゼロになるまで行います。
荷物だけでなく、故人が住んでいた家や土地の整理も含まれるため、根気よく取り組む必要があるでしょう。

遺品整理の注意点

持ち家か賃貸かによって整理できる時間が限られ、賃貸であれば荷物があると解約することが出来ずに、新たな家賃が発生します。
また、賃貸契約日が間近に迫っている場合、大家から期限内の退去を求められることもあるでしょう。
ですから特に賃貸の場合は、遺品整理を終わらせる期日を明確に決めておかなければなりません。
また、専門業者に遺品整理の依頼するなら、親族で話し合いが必要な物などは、先にまとめておくことをお勧めします。
まず形見分けできそうな物だけを、先に別の場所に移しておくのも良いでしょう。
故人の残した物全てが財産になるため、保管するか捨てるかの判断は自己判断せずに、周囲の意見を伺うことが大切です。