値段だけに惑わされないで!!パソコンを売るときの注意点

1.パソコンは個人情報の塊

もうご存知の方が大半でしょうが、パソコンは個人情報の塊です。
ネット通販やインターネットバンキングを使っている方はクレジットカードやキャッシュカードの情報が記録されていますし、年賀状を作成した方は住所や電話番号などが保存されています。
「インターネットを閲覧していただけ」という人もSNSを利用していたならばアカウントの情報が残されていますよ。
このようなものが悪意ある第三者の手に渡ったら大変なことになります。

2.データをすべて消すことは至難の業

「でもデータをすべて消してしまえば大丈夫」と思っている人もいるでしょう。
しかし、データの完全な消滅はなかなか難しいものです。
一番簡単なものはパソコンを買った状態に戻すリカバリですが、これは「データが格納されている場所」の情報が消えただけで、実際のデータはハードディスク上に残っています。
つまり「データの場所を記した地図は消えちゃったけれど、データそのものはまだちゃんと残っている」状態なのです。
より完璧にデータを消したいのならば「ハードディスクのデータを完璧に消してくれるソフト」が必要なのですね。
さらにリカバリではCドライブの情報は取り出しにくくなっても、Dドライブに書きこまれている情報はそのまま残っていますから気をつけましょう。

3.パソコン専門の中古買取店ならまだ安心

中古パソコン買取店ならば、データの破棄については安心できます。
たいていの買取店でパソコンの中のデータを無料で消去してくれますよ。
ただし、そういう店舗では、付属のCDやケーブルなどが揃っていないと査定額が下がってしまう可能性があります。
しかし、「だったらオークションで売った方がいいな」と軽々しく思わないほうがよいでしょう。
オークションは確かに需要があればパソコン買取店に引き取ってもらうよりも高値で売れます。
しかし、買い手側にパソコンの深い知識と悪意があった場合データを取り出されて悪用されてしまうかもしれません。