ガスボンベの処分方法を5分で理解! 未使用ボンベの捨て方も徹底解説

1.ガスボンベの処分方法

ガスボンベの処分方法について、捨て方に着目しつつ、一般的な自治体での廃棄方法を紹介します。

1-1.処分の前に確認すること

当然のことですが、カセットガスボンベは正しく処分する必要があります。ごみ収集車の中でガスが漏れて引火することもあれば、焼却炉の中で爆発することもあるからです。清掃局の人がけがする危険もありますし、丈夫な焼却炉でも損傷する可能性があります。

使用済みのカセットガスボンベは振ってみて、サラサラと水の動くような音がしないか確認してください。音がした、容器の中で液体が動いた、という場合は内容物が残っています。中のガスを出し切ってから処分しましょう。手順は簡単です。

  1. 火の気のない屋外に行く(風通しの良いところが好ましいです)
  2. カセットガスボンベのキャップを外す
  3. 先端を下にしてコンクリートなどの硬い地面に押し付ける
  4. 噴出がなくなったら、もう一度ボンベを揺すって音を確認する
  5. 問題なければガス抜き完了

といった段取りでカセットガスボンベの中身を空にしてください。念を押しておきますが、周りに火の気がないことは必ず確かめましょう。静電気や、石がぶつかるような少しの火花でも、引火する危険性は十分にあります。ガスを出し切ったあとにタバコで一服するのもご法度です。あたりに充満したガスに引火する可能性があります。

1-2.処分の手順

インターネットの情報を見ると、ガスを抜くときはクギと金づちで穴をあけるよう指示している方もいます。しかし、危険ですので絶対にやめましょう。穴はあけません。ガスボンベの製造会社ではホームページなどで注意しており、自治体によっても「穴をあけずに収集所に出してください」と呼びかけているところがあります。前述した方法でガス抜きをして、まだ残留が気になる場合はカセットコンロなどで使い切ってしまいましょう。

自治体によって捨て方は異なりますが、ガスボンベは主に燃えないごみとして処分可能です。およそ週に2回、スプレー缶という括(くく)りでの回収になります。ただし、火災の原因となるため、ほかの燃えないごみと混合せず、カセットガスボンベやスプレー缶だけでまとめて収集所に出してください。

また、中身を使い切ることが困難な場合、「中身あり」とはり紙をすれば良しとする自治体もあります。お住まいの地域で配布されるごみ収集カレンダーなどをご覧ください。

処分前にカセットガスボンベの中身を空にするんですね。
自治体によって捨て方は異なりますが、ガスボンベは主に燃えないごみとして処分可能です。

2.未使用のガスボンベを処分する場合は?

掃除をしていたら「古いガスボンベが出てきた」という方もいると思います。未使用でガスは満タンです。果たして、処分方法は変わるのでしょうか?

2-1.ガス抜きは危険!

未使用のカセットガスボンベは、自治体で回収してくれない場合があります。自治体では「穴をあけないように」と注意するところと、「人命にかかわるので必ずガス抜きしてください」と指示するケースとに分かれるのです。

まずは役所などに問い合わせ、回収してくれないようでしたら資源回収業者に依頼しましょう。ご自身でガス抜きをしても構いません。ですが、危険が伴うことは念頭に置いておいてください。引火の危険はもちろん、勢いよく噴出するガスは気化する過程で0度近くまで冷えることもあります。しもやけや凍傷にならないようガス抜きは少しずつにするしかありません。時間もかかりますし、人によってはご近所さんの目も気になるでしょう。

2-2.古い場合・新しい場合

未使用のカセットガスボンベが新しい場合、リサイクルショップに出すこともできます。購入時の値段とまではいきませんが、買取してくれますので確認してみてください。

一方、古いカセットガスボンベですと、ボンベ自体にサビがあったり、1998年以前の商品でしたら他メーカーのコンロと互換性もなかったりするため、処分しか手はありません。下記の処分業者を参考にしてください。

2-3.回収してもらえるところ

2-3-1.自治体

お住まいの自治体によって扱いが異なるので、まず確認するしかありません。前述しましたが、「中身あり」とはり紙をすると回収してくれる地域もあれば、受け付けてくれない自治体もあるのです。回収可能な場合は普段の燃えないごみと同じ要領で、カセットガスボンベだけを袋に入れて収集所に出すことができます。基本的に費用はかかりません。

2-3-2.メーカー・販売店

中には回収してくれる良心的な販売店もあるでしょう。ですが、購入したお店に相談しても的確なアドバイスをもらえるとは限りません。メーカーのホームページを見ても、大々的に回収を謳(うた)っているところはないのが実情となります。しかし、各都道府県のLPガス協会でも「未使用品はメーカーに相談してください」と掲示しているため、取りあえずは確認しましょう。メーカーが不明な場合は、一般社団法人「日本ガス石油機器工業会」に捨て方を聞いてみてください。上記の方法は杉並区の自治体でも推奨しています。

2-3-3.資源回収業者

一般的に未使用のカセットガスボンベは資源の扱いとなるので、資源回収業者で回収してもらえます。ですが、依頼するところは古紙や金属を専門とする業者ではありません。
(参考までに、東京都資源回収事業協同組合のホームページです)

そのため、依頼するのは不用品回収業者となります。1件3,000円(ガスボンベ1本ではなく、1回の依頼です)や、1本300円~などで出張回収をしてもらえ、ほかに不要品がある場合はまとめて処分を頼むことも可能です。費用はかかりますが、あちらこちらに電話確認する手間はありません。ぱっと終わらせたい方にはおすすめできる捨て方となります。

2-4.注意点

回収業者に頼む場合は、ホームページなどで業者の情報をきちんと確認するようにしましょう。「お金を払って資源回収に出したのに、近くの公園に捨てられていた」ということも実際に起きています。理由は、業者の中に悪徳業者が潜んでいるからです。

  • 住所不定
  • 連絡先が携帯電話の番号
  • 作業トラックに社のロゴがない
  • 見積書や領収書を書いてくれない
  • あとになって条件を変えてくる(無料としながら作業費を請求するなど)

悪徳業者は上記の特徴を持っています。また、家庭から出たごみを運搬するにも産業廃棄物収集運搬の許可証が必要です。ホームページを運営している業者なら会社概要を見る、ない業者には最初の電話で尋ねてみるなど、依頼する前に優良か否か見定めましょう。

未使用だとガス抜きは危険なんですね。
新しい場合はリサイクルショップに出せます。古い場合は自治体・メーカー・販売店・資源回収業者などで回収してもらいましょう。