見積もり時の注意点とは? 遺品整理にまつわる基礎知識!

1.遺品整理って何?

遺品整理とは、遺品の形見分けや処分を行うことをいいます。ひいては、形見分けや処分を行って個人の死と向き合うための重要な作業です。

1-1.遺品整理の内容について

遺品整理において最も重要な作業は『形見分け』です。形見分けというのは故人の所有物……いわゆる遺品を遺族の間で分け合うことをいいます。

基本的に形見分けはどの時期に行ってもかまわないとされていますが、一般的には49日の法要に併せて行うようです。ただし、故人の住んでいた家が借家で会ったり賃貸アパートで会ったりした場合には、早急な明け渡しが必要となります。そのため、1度倉庫などに移すか、49日を待たずに行うようです。

また、個人所有していたいくつかのものは一定期間(1年~2年前後)は保管するのがマナーとされています。そのほか、仕事の書類など、故人以外にかかわってくるものに関してはトラブルを避けるために5年から7年程度保管しておくべきでしょう。

保管しておくべきものには以下のようなものがあります。

  • 預金通帳
  • 保険証
  • 実印
  • 日記
  • 手紙
  • 手帳
  • 仕事先の書類
  • パソコン(もしくは中のデータ)

1-2.遺品は寄付することができる

できることなら故人のものを捨てたくないと思うのが普通の感情でしょう。しかしながら、人が一人保有するものというのは想像以上の数となります。すべてを保管しようとすれば、トランクルームなどを借りる必要が出てきて金銭的にも大変です。

とはいえ、ただ単に捨てるのも忍びない……そんな方には寄付するという方法があります。以下の寄付先をぜひ参考にしてみてください。

  • 図書館や学校へ寄付(基本的には書籍)
  • 福祉施設へ寄付(基本的にはテーブルやイス)
  • 児童施設へ寄付(フィギュアなどのおもちゃ)
  • 発展途上国へ寄付(洋服や靴などの衣類)

遺品と一口にいっても上記のようなものばかりが遺品ではありません。中には寄付などの手段では引き取り手が見つからないものもあるでしょう。そのようなものは売却するか、ゴミとして処分することになります。

2.遺品整理の売却・処分法

2-1.自治体による回収

1番簡単な処分方法といえば、やはり自治体に依頼して回収してもらう方法でしょう。服や小さな道具などなら家庭ゴミとして捨てることができるので、簡単に処分ができます。

ただし、自治体による処分となると困るのがタンスやテーブルなどの大型家具。または、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電製品です。

大型家具の場合はゴミ処理券を購入して粗大ゴミ。冷蔵庫・洗濯機・テレビ・エアコンの4品目は家電リサイクル法の対象なので、リサイクル券を使って処分する必要が出てきます。

少々面倒な手続きが出てくるため、大型家具や特定の家電製品はほかの方法で処分した方が良いでしょう。

2-2.不用品回収業者による回収・売却

不用品回収業者を利用して処分することもできます。不用品回収業者の特徴は有料で不用品を回収するだけではなく、価値があるものの場合は買い取りも行っている点です。不用品回収業者なら無価値のものは処分、価値があるものだけは買い取りができるため、無駄がなく処分ができます。

また、不用品回収業者は自宅まで出張査定・回収を行っている業者が多いので、手間が余りかからないというのも特徴の1つです。特に大型家具や家電製品などは思いものが多く、自分では運び出せませんよね。不用品回収業者に依頼すれば、そのような手間を省くことができるでしょう。

2-3.リサイクルショップへの売却

リサイクルショップへ売却するという方法も挙げられるでしょう。遺品をリサイクルショップへ売却するのは意外とポピュラーで、多くの品が流通しています。リサイクルショップでは家具はもちろん家電製品や趣味の品、食器類なども取り扱っているので、ほとんどのものは処分できるはずです。

ただし、リサイクルショップは不用品回収業者とは違って無価値のものを引き取ってはくれません。欠けた食器や穴のあいたソファーなどの実用性がないものは拒否されてしまうでしょう。こうなるとほかの処分法をとらざるを得ず、2度手間になりがち。

自分の持ち物を処分する際には検討すべき方法ではありますが、一挙に処分したい遺品整理の場合は余り向いていない処分法でしょう。

また、リサイクルショップの場合、自分で持ち込む必要があるのも大きなデメリットです。トラックなどをレンタルして持ち込んでも、引き取ってもらえないこともあります。こうなると非常に労力と時間の無駄。このような意味でも向いていないでしょう。

ただし、出張買い取りを行っているショップならばその限りではありません。余り数は多くありませんが、出張が可能なエリアに家がある場合は依頼をしてみても良いでしょう。

2-4.インターネットオークションでの売却

最後にご紹介するのは、インターネットオークションによる売却です。インターネットオークションの特徴は、顧客との直接取り引きによる高利益でしょう。普通、店に売却するとマージンが発生するため、買い取り額は下がってしまいます。しかし、オークションではマージンが発生しないため、その分だけ高く売れる可能性があるのです。

となると『インターネットオークションを利用して処分すればいいじゃないか』……と思われるでしょう。しかし、こと遺品整理に限ってはそうともいい切れません。

遺品整理においてはたくさんのものを短期に処分する必要があります。しかし、インターネットオークションに出品するとなれば、1品1品出品する必要が出てくることでしょう。そして、出品したからには入札者と交渉に応じなければいけません。出品数が数点ならまだしも、数が多ければ大きな手間がかかって大変でしょう。

つまり、短期間に大量の品を処分するには向いていない方法なのです。遺品整理の際に利用する場合は、売れそうな一部のものだけにするという形が良いでしょう。