そろそろ老前整理を…とお考えの方へ〜老前整理の方法と注意点〜

老いる前に不用品を整理して、スッキリと片付いた快適な生活空間を用意したい…そんな「老前整理」が、50代過ぎの人たちの間で注目されています。どのような方法で行えばいいのかな…と考えている方にむけ、上手な老前整理のポイントをご紹介しましょう!​

目次

  1. 老前整理の方法
  2. 残すか捨てるかの判断基準
  3. 老前整理を行う際の注意点
  4. まとめ

1.老前整理の方法

1-1.老前整理とは

50代過ぎの世代で話題を呼んでいるのが「老前整理」です。

「生前整理」と同じことと思っている方もいますが、少し違います。

生前整理は、死ぬ前に残される家族のために財産や遺品などの整理をして、相続につきもののトラブルを回避することです。

家族に迷惑をかけないために本人が行う、人生の整理整頓のようなものでしょう。

生前整理に対して「老前整理」は、老いる前に不用品を整理し、自分のためにスッキリとした快適な生活空間を作ることなのです。

年齢とともに気力も体力も衰えてくる一方、無駄なものは増えていきます。

そこで、元気なうちに不用品を処分して、快適な生活空間を手に入れるために行うのです。

老前整理は「老いる前」に行うので、何歳からでも行って構いません。

最近では、40代後半〜50代になるころから考える人が多いようです。

1-2.老前整理のやり方とは

老前整理は、元気なうちに不用品を処分し、すっきりと片付いた快適な生活空間を手に入れることです。

老前整理は、引っ越しのように期限が決められているわけではないので、あせらずに少しずつ、計画的に進めることがコツでしょう。

途中で面倒になってやめてしまわないために、以下のようなやり方で進めてください。

  • 時間に余裕のある日から始める。
  • 最初に家全体をじっくり見る。(普段は見ない庭の物置などすべて)
  • 一番不用品が少ない場所から始め、徐々に多い場所へと進める。

一度に欲張って片付けようとすると疲れてしまいます。

少しずつ始めましょう。

片付ける場所を決めたらリストを作り、整理整頓が済んだらチェックを入れるようにすると、進行具合が目に見えて分かるのでやる気が持続します。

そして、「必要なもの」・「処分するもの」に分けて、処分しようと決めたものは思いきってどんどん捨てていきましょう。

2.残すか捨てるかの判断基準

老前整理を始めた人が一番迷ってしまうのは、「ものの仕分け」でしょう。

スケジュールを立てるまでは順調に進んでも、いざスタートしたときに、取捨選択に迷ってしまうのです。

たとえば、クローゼットを整理しようとして取り出した洋服をひとつひとつ見ては、「まだ着られるかも…」と思い、元に戻したことはありませんか?

また、本棚を整理しようと決めたのに、1冊1冊眺めては、「また、読むかもしれないな」と思い、結局1冊も処分できなかった…ということもあるでしょう。

老前整理は特にお金もかからず、いつでも思い立てば気軽にスタートできます。

ただし、締め切りがないので、ズルズルと迷っているうちに時間が経過し、途中で止めてしまいがちなのです。

挫折することなく老前整理をするには、ルールがあります。

2-1.収納したものをすべていちど外に出す

まずは、収納されているものをすべて外に出して、床に並べましょう。

たとえば、「今日は机の引き出しを片付けよう!」と決めたら、上の段から順番に引き出しの中身をすべて出して床に並べるのです。

引き出しに入れたまま整理するよりも、いちど全部中身を出して並べたほうが取捨選択しやすくなります。

2-2.「不用品ボックス」と「保留ボックス」を作る

片付けを始める前に、ダンボールなどを利用して「不用品ボックス」と「保留ボックス」を作りましょう。

そして、収納していた場所から取り出して並べたもののなかで、いらないものは「不用品ボックス」にどんどん入れます。

必要なものは元に戻しましょう。

そして、捨てようか、とっておこうか判断がつかないものは「保留ボックス」に入れます。

迷ってばかりいると、時間も無駄ですし整理になりません。

取りあえず保留ボックスに入れて、日にちを改めて考え直すほうが効率的なのです。

2-3.冷却期間を設ける

老前整理のときに、ひとつひとつ捨てようかとっておこうかと悩んでいては、いつまでたっても終わりません。

そこで、迷ったものはいちど「保留ボックス」に入れましょう。

1週間、1か月など、自分で期限を決めて保留のままにしておくのです。

そして、期限の日が来たら、保留ボックスから取り出し、床に全部並べて見直してください。

以前は悩んだのに、改めてみると「必要ないな」と即決できるものです。

2-4.考え方を変えてみる

ものを捨てられず、どんどん不用品を増やしてしまう人には共通点があります。

老前整理に失敗してしまう人と共通していることなのです。

  • ものを捨てることに罪悪感がある。
  • もったいない!と思ってしまう。
  • 「いつか使うかもしれないから」と、思いがち。
  • 捨てると思い出まで消えてしまうと思う。

もちろん、ものを大切にすることはいいことです。

しかし、上記のことを理由にいろいろなものをため込み、どこに何があるか分からない状態でいるのは、逆にものを祖末にしていることにもなります。

老前整理とは、ただ単純に不用品を処分することではありません。

長年生活を送ってきたなかで、自分の執着心や惰性からため込んだ余分なものと決別することです。

処分することで部屋のなかにスペースがあき、気分的にもスッキリして生活しやすくなります。

さらに、地震や火事などの災害時には避難しやすくなるでしょう。

また、ものがなだれ落ちてきてケガをするなどのリスクを避けられるというメリットもあります。

3.老前整理を行う際の注意点

老前整理を行って、身も心も家もスッキリするには以下のような注意点に気をつけてください。

  • 一度に全部片付けようと気負わない。
  • 思いつきで始めず、最初に家のなかを冷静に観察しスケジュールを組む。
  • 残すものは、取り出しやすいように効率的にしまう。
  • 収納箱などにしまうときには、なかに入れるものの写真をとるか、メモして表に貼ると取り出しやすくなる。
  •  ものを増やさないように心がける。(衝動買いは控える、使わない無料サンプルはもらわないなど)

また、老前整理のときに不用品だけではなく、古くなった家具や家電などの大物を処分したくなることもあります。

粗大ごみに出すのが大変、リサイクルごみもあるので処分が難しい…などのときにはプロに依頼するのもおすすめです。

不用品の買い取り・回収を行っている業者を利用してみましょう。

まだ使用できるものは買い取ってくれますし、買い取り不可能な不用品もまとめて回収してくれるので便利です。

出張査定があり、無料で見積もりを出してくれる業者を選びましょう。

4.まとめ

いかがでしたか?

最近中高年層に浸透してきた「老前整理」ですが、元気なうちになるべく早く始めたいという人も増えてきました。

部屋がきれいに片付くだけではなく、気分もスッキリ、生活がしやすくなる老前整理はメリットがたくさんあります。

スペースがあくだけではなく、ものが少ない状態は災害時も安全なのです。

そこで、ここでは、そろそろ老前整理を始めようかなと考えている人のために、以下のような情報をまとめてみました。

  • 老前整理の方法
  • 残すか捨てるかの判断基準
  • 老前整理を行う際の注意点

老前整理はいつでも思い立ったときに簡単に始められますが、引っ越しのように期限が限られているわけではありません。

そのために、つい面倒になって途中であきらめてしまうこともあります。

老前整理は、一度に片付けようと気負わず、計画的に行うことが大切です。

スケジュールを立てて、ひとつひとつクリアしてください。