腰痛を回避しよう! 腰を痛めない荷物の持ち方は?

1.腰を痛めない荷物の持ち方は?

1-1.腰痛に無理は禁物

腰痛をかかえている人にとって最も注意すべきことは“腰への負担を避ける”ことです。重い荷物を持つことは非常に大きな負担が腰にかかってしまいます。腰痛をかかえている人にとって、重い荷物の持ち運びは非常につらいものといえるでしょう。

しかし、腰痛であっても重い荷物を持つことはできるのです。腰への負担がかからない荷物の持ち方を知ることは、腰痛の予防や再発を防ぐために大切な知識といえるでしょう。

1-2. 重い荷物を運ぶポイント

思い荷物を運ぶにはコツがあります。腰に負担のかからない荷物の運び方についてご紹介しましょう。

腰をひねらない

腰痛が悪化する危険性のある行動は、重い荷物を持ち上げることではなく“重い荷物を持ち上げた状態で腰をひねる”ことです。“腰をひねる”という動作は非常に腰に負担が大きく、腰痛が悪化する可能性があります。重い荷物を運ぶ際にはできる限り腰をひねらないように注意して、腰への負担を軽減しましょう。

持ち上げる姿勢が大切

重い荷物を持ち運ぶ際に最も危険な瞬間は、荷物を持ち上げる瞬間です。急性腰痛症(ぎっくり腰)は主に荷物を持ち上げる瞬間に発症することが多く、荷物の上げ下げには慎重になる必要があります。腰痛胃の症状がある場合に、重い荷物を持ち運ぶ際にはできる限り水平に持ち上げることで腰への負担を軽減可能です。

1-3.腰部用コルセットは有効に使用しよう!

重い荷物を持ち上げる際の負担を軽減するためにも、腰痛ベルトや腰部用コルセットを使用して腰痛予防や対策をすることが大切です。腰痛ベルトや腰部用コルセットは用途によって種類があり、重いものを運ぶ場合にはスポーツタイプのものなど腰痛予防効果のあるものを使用するようにしましょう。

重い荷物の持ち方にはコツがあるんですね
はい。ぜひ実践してみましょう。

2.腰痛対策と上手な荷物の運び方

2-1.腰に負担の少ない荷物の運び方

腰に負担をかけずに荷物を運ぶには“荷物を持ち上げる動作”“運ぶ動作”“荷物を置く動作”が重要です。それぞれの動作の中で腰に負担の少ない方法についてご紹介します。

荷物を持ち上げる

荷物を持ち上げる際には、荷物を足下に近づけて足の筋肉を使って持ち上げるのがポイントです。足の筋肉を使って荷物を持ち上げることで腰の負担を軽減することができます。荷物は足で持ち上げることは、腰への負担を減らすことのできる上手な持ち上げ方なのです。

荷物を運ぶ

荷物を運ぶ動作では、荷物を体に近づけるのがポイントです。重心が近ければ近いほど重心が安定し、腰への負担は軽減します。荷物を運ぶ際には背筋を伸ばし、姿勢をよく運ぶようにしましょう。長い距離を運ぶ場合にはコルセットなどの補助を使用して腰への負担を軽減するのも一つの方法です。

荷物を置く

荷物を置く動作は、持ち上げる動作と同様に腰への負担が増します。荷物を置く際には、持ち上げる動作と同様に“足の筋肉を使用して下ろす”ことが大切です。それぞれの動作はゆっくりとおこなうことが基本的な流れになります。荷物の運搬は無理をせず、自分のできる範囲でおこないましょう。

2-2.腰に負担の大きい荷物の運び方

姿勢が悪いことが腰痛に影響を及ぼすように、荷物を運ぶ姿勢が悪いことは腰への負担が大きくなります。

前屈姿勢

腰に負担の大きい荷物の運び方としては、“前屈姿勢で荷物を運ぶ”ことが最も腰への負担の大きな運び方になります。このような運び方では急性腰痛症などの危険性があるので注意が必要です。

腰をひねる

腰をひねるという動作は腰に大きな負担になります。荷物を持って方向転換する場合や、机などに荷物を置く際に腰をひねることは腰痛にとって負担の大きな動作です。荷物を運ぶ際には腰を動かさず足運びで荷物の移動・運搬をおこないましょう。

2-3.梱包時のポイント

荷物は梱包(こんぽう)の方法によって腰への負担が変化します。荷物の重心は高いほど安定して運ぶことができるのです。梱包の際には、重いものが上になるように梱包するようにしましょう。

軽い荷物と重い荷物の2種類がある場合には、重い荷物を上に軽い荷物を下に配置することで腰への負担を軽減することができます。また、荷物を小分けにして、一つ一つを軽くすることも大切な腰痛対策です。

荷物の運び方にもコツがあるんですね。
はい。知っていればだいぶ違います。